なぜ、トヨタは直6エンジンを復活させたのか?

新型スープラの詳細が発表されましたね。

340馬力 BMW製3L+ハイブリッド!トヨタ 新型 スープラ 2018年秋発売! 価格400万円~

コンセプトカーに近いデザインで、

400万円~だとしたら、

コストパフォーマンスに優れているとも思う。

上位モデルは、

往年のスープラと同じ、直6エンジン搭載、

国産車としては、数年ぶりの直6エンジン復活となる。

BMWは元々直6得意だし、良いマッチングだと思うのだが、

元々、直6はスペースの問題や、衝突安全性の面で、

V6より劣ると、他に積めるエンジンじゃなきゃ採算も合わないし、

開発する価値がない等々の理由で、やめてしまったトヨタ。

(それでも、国産メーカーの中では、最後まで直6作ってたのもトヨタなのだが)

ここにきて、フラッグシップモデルでの復活と言う事で、

トヨタの明確な意志が見て取れる。

性能より感性、これからのクルマを買う人達

直6が気持ち良いって知ってるのは、元々クルマを好きだった人達だろう。

スープラのJZやスカイラインのRBを知ってる人達。

前に気になって調べてみたら、海外のコレクターの力も相まって、

古いスカイラインの値段て、どんどん上がってる。

昔は、移動手段として、クルマはなくてはならないものだった。

ただ、交通インフラが整った現代では、地方に住んでない限り、そうではない。

だから、若者に限らず、クルマ好きでもない人が、クルマを買う必要はそこまで無い。

だからこそ、あえて差別化をする。

値段と絶対性能を求めるのは、AI(自動運転車)にやらせておけばいい、

人が乗るクルマは、乗る人が気持ちよくなければ価値がない。

これからはそういうクルマを作っていくよ。

これからプロモーションも多くなってくると思うけれども、

トヨタのそんな心意気を感じる一台。

そして、GT-Rでもあったように、ポリシーとなっていたカテゴリー、

この場合ではエンジンだけれど、それを変えてしまうと、

新しいスープラの価値が下がってしまう!

メーカーとしては、中古車の価値を上げても仕方ない、

上手くポリシーを伝承しながら正常進化、

これがファンを繋いでいく事だと思う。

スープラのルーツはレースだと思うけれども、

私世代だと、こっちの方が印象強い人が多いのでは?

そういえば、主演のポール・ウォーカー、最後の出演となってしまった

スカイミッションのラストシーンもスープラだった。

プライム会員なら無料なので、今からワイスピ見返してみようと思う。




2016年10月18日 | Posted in ブログ | | No Comments » 

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