新型プリウスにMOPナビの設定がない理由を考えてみる。
街で見かけることも増えてきた新型プリウス。
今回プリウスでは初めて、
MOPナビ、(メーカーオプションナビ(トヨタが独自で開発したナビ))の設定がありません。
トヨタでは、最近MOPナビの設定がない車が増えてきましたが、
ついにハイブリットの旗艦、プリウスまでその流れが、
その理由を個人的に考えてみました。
ハイブリットをもっと身近に。
MOPナビを設定しない主なメリットは、
開発費の削減が出来ることです。
MOPナビは、そのクルマ専用に開発される為、他の車への互換性はありません。
専用開発となる為、デザイン性、操作性は高い反面、開発費を上げさせ、
クルマ本体の価格を上げる原因にもなってしまいます。
なので、本体価格が安いクルマ、
軽自動車等はMOPナビの設定がないクルマが殆どです。
トヨタ、ハイブリットの旗艦、プリウスは低価格化しているとはいえ、
今までMOPナビの設定がありましたが、今回ここにも開発費削減のメスを入れ、
高性能なクルマを、より手の届きやすい価格にするという意志がみてとれます。
最新メディアに対応できる。
実はトヨタでは、プリウスに限らず、MOPナビの設定がある車が減ってきています。
これは先に上げた、開発費削減以外にもメリットがあると個人的に思っています。
それは、様々なカーメディアに対応できる点です。
GoogleのAndroidAutoや、AppleのCarPlay等、スマートフォンとカーナビをリンクした
様々なカーアプリが開発され、カーナビにスマートフォンを連携させて出来ることが増えてきました。
今後、Google、Appleがどう動くか解りませんが、スマートフォンとクルマの繋がりは
より深くなっていきます。
カーナビより、圧倒的な販売台数で勝るスマートフォンは、
勿論開発にかけられる予算も膨大、小型なのに超高性能なので、
カーナビよりも高性能にナビを行うことも最近では珍しくなく、
カーナビはテレビや動画を楽しむメディア用のモニターとして
使っている方も多いかと思います(私もそうですw)
市販ナビや、DOPナビは、クルマ側の仕様をあまり気にする必要がないので、
こういったアプリとの連携もMOPナビより比較的に速く、
進化のスピードについていきやすいというメリットもあります。
もっとクルマは楽しくなる。
ここからは余談ですが、
弊社サイトをご使用されている方なら、
もしかしたら気づかれたかもしれませんが、
MOPナビより、DOPナビの方が、
圧倒的に拡張性や操作の自由度が高いです。
視聴制限の解除や、カメラ、モニターの接続も、
DOPナビの方が簡単に出来る様になっています。
なので、個人的には、このMOPナビ減少、DOPナビ増加の流れで、
クルマ弄りを楽しむ人がもっと増えてくれたらなぁ。
と考えています。
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